学校だより 11月号
平和を自分ごとに
校長 三宮 尚子
朝晩の気温と日中の気温の差があるごとに、秋が深まってまいりました。秋晴れの10月16日・17日には「学習発表会」がありました。1・3・5年生は音楽の発表、2・4・6年生は学習で学んだことを台本にまとめ、劇にしたり歌ったり振付をしたりしながら発表をしました。児童鑑賞日では、全学年がお互いの学年の発表を観て、それぞれの良さや工夫を感じている様子が見られました。保護者鑑賞日では、多くの方々にお越しいただきました。子どもたちへの温かい拍手に厚く御礼申し上げます。また、PTA・OYJの皆様によるライブ配信もあり、当日会場には来られない方々にもご覧いただけるようにしていただき、大変感謝しております。ありがとうございました。
さて、三鷹市では今年度から11月30日を「三鷹市平和の日」と定めて、平和事業を重点的に実施しております。本校も11月を平和月間として、学習のなかで一人ひとりが平和を「自分ごと」として考えられるような取り組みを、以下のように行います。
全校での取組 ・平和に関する校長講話 ・図書室にて平和に関する本のコーナーを設置
・長崎市平和交流派遣者(中学生)からの報告動画の視聴
各学年での取組
・1年生 2年生 4年 道徳 国際理解、国際親善
・3年 道徳 生命の尊さ
・5年 道徳 国際理解、国際親善
公正・公平
・6年 総合 難民支援について
社会 戦争について
10月の読書旬間で、私は5年1組の教室で「きみの いすは なかった」(ダニエル・ギル=文、スーザン・ギャル=絵、かわのたろう=訳、岩崎書店)という絵本を読みました。この絵本は、70年前に実際にあった体験をもとに書かれたものです。ニューヨークに住んでいたギルと親友のアーチが、友達の誕生日におめかしをしてプレゼントを持って出かけたところ、黒人のアーチだけが友達のお母さんに、「いすがないから」という理由で家に入れてもらえませんでした。この理不尽な差別に憤りを感じ、結局二人はプレゼントを玄関先で渡しただけで、誕生会に参加せずに帰りました。親友への差別を目の当たりにし、後に教師となったギルは、このお話を子どもたちに語り継いだとのことです。国も時代も違いますが、「差別」について考えるきっかけになるお話です。肌の色、年齢、国籍、障害、考え方などを理由に、その人を不当に区別したり、不利益な扱いをしたりすることは、世界中で問題になっています。また、まだ続いている国と国との争いがあるこの時代に、誰もが自分らしく、安心して暮らせる社会をつくるためには、互いの違いを認め合い、一人ひとりの人権を尊重することが大切です。
11月のみならず、今後も子どもたちに「平和」について問いかけていきます。そして大人も一緒に考えてまいりましょう。
公開日:2026年10月30日 13:00:00
更新日:2026年10月30日 13:00:00