学校だより 6月号
学校の安全について 3つ
副校長 三橋 智子
学校で大切にしていること、それは安全です。安全にもいろいろなアプローチの仕方があります。先日の都内での小学校侵入事件の記憶も新しい今、改めてお伝えしたいと思います。
まずは子どもたちの外側を取り巻く安全です。不審者対策として、来校される皆様に名札を見える所に付けての着用をお願いしています。そして挨拶や声かけもします。三鷹市のよいところは、地域の方が積極的に学校に入ってくださる風土があり、たくさんの目が子どもたちを守ってくださっていることや、挨拶も安全な生活に役立っていることです。来校者用のバッチを用意して、外部から来た方々の動きも把握しています。他にも、毎月行う避難訓練・安全指導、教員の巡回による安全点検やスクールエンジェルスによる巡回、歩行教室・自転車教室などの交通事故対策などもあります。
次に子どもたちの内側の安全のために行っていることです。1学期始業式の翌日からは給食が始まります。給食が始まる前、春休み中に教職員が子どもたちの安全のために、アレルギー対応訓練を行っています。実際に起こりそうな場面を想定して、一人ひとりがどのように動き、子どもたちの命を守るのか、シナリオに基づいて動き、課題を検証しています。他にも救命救急訓練などの水泳事故対策、光化学スモッグや災害時への対策をしつつ、同時に、子どもたちへの各種安全指導も行っています。
更に、子どもたちの情報の安全を守るための取り組みもしています。学校公開等の際に写真や動画を撮影しないご協力をお願いしていることはもちろん、児童の個人情報の適切な管理を、情報セキュリティ対策実施手順を定めて常にチェックを行っています。そして、自分の情報も他の友達の情報も大切にできるように、情報モラルに関する指導を続けているところです。
日々改善を図りながら、児童自らが安全について学び、考え、練習することで、安全な生活を過ごせるようにしたいと考えています。四小の保護者の皆さんと学校と、顔が見えるすてきな関係のなかで安全な地域・学校をつくっていきたいと思います。どうぞご協力をお願いいたします。
また、6月は「ふれあい月間」です。子どもたちの平常時の心の健康づくりのため、子どもたちの状態を把握し対応に力を入れていきます。ご家庭や地域の皆様にも、子どもたちの変化等にお気付きの際はぜひお知らせください。いっしょに子どもたちを見守っていただけたらと思います。
更新日:2025年06月02日 09:19:07