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カテゴリ:学校だより
学校だより 2月号

「待つ」

副校長 三橋 智子

 

 先日の展覧会ではたくさんの方々のご参加をいただき、ありがとうございました。いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただいていること、この場をお借りしまして、改めてお礼を申し上げます。
 これまで学校を引っ張ってきた6年生から、この展覧会で学校全体に関わる仕事の大部分を5年生が担って行きます。最高学年に向けてどのように成長していくのかとても楽しみにしています。
 さて、6年生が卒業文集に取り組むこの時期になると思い出すお子さんがいます。A子さんとしましょう。彼女は自分が3年生の頃の失敗を6年生になって卒業文集に書きました。それはこんな内容です。
 3年生のA子さんはとても元気がよく、学校の帰り道によくいたずらをしていました。ある日、よそのお家の玄関先にオレンジ色のきんかんの実がたくさんついているのを見付けました。面白半分にA子さんは石を投げ、そのきんかんの実を落としてしまいました。A子さんから話を聞いたお母さんはA子さんと一緒に謝りに行きました。でもそのお家の方は許してくれません。帰り道、そんなに怒らなくていいのにと言うA子さんにお母さんはたった一言、「あなたにはまだ分からないでしょう。」とおっしゃって、きんかんの苗木を買ってくださいました。その苗木に毎日水をやり、6年生になったとき、ようやく実がついたそうです。そしてA子さんはお母さんがあのときおっしゃった意味が少し分かったような気がしたという文でした。
 もし、A子さんのお母さんが謝りに行ってくれなかったら、もし、A子さんの言うことに同調して相手を悪く言っていたら、そして、もし、彼女のその後の成長を信じて「待つ」ことをしなかったら、6年生となって、3年生の自分の失敗に気付いた彼女はいなかったのだろうと考えます。
 卒業文集には続きがあります。彼女は将来誰かの役に立つ仕事に就きたいと結んでいました。6年生のA子さんは元気で明るく、正直で誰からも好かれる女の子でした。その後もやっぱり彼女はその性格のよさから周りにいるたくさんの人が惜しむことなく手助けをしてくれるような学生生活を送りました。そして彼女のためならと、これまたたくさんの友達が勉強の手伝いをしてくれて、医師試験に合格することができました。今やA子さんは6年生のときの望みどおり、たくさんの人を助けるお医者さんとして活躍しています。
 ただ「待つ」のではなく、適切な働きかけをした上で、子どもを見守り「待つ」こと。この難しいことをしなければればならないといつも考えています。
 

四小だより(2月)

公開日:2025年01月31日 11:00:00
更新日:2025年02月04日 14:44:35

カテゴリ:学校だより
学校だより 1月号

新しい年の初めに

校長 佐藤 勇人

 

 令和7年が始まりました。令和7年の干支(えと)は、「乙巳(きのとみ)」で、十干(じっかん)の「乙」と、十二支(じゅうにし)の「巳」を組み合わせたものです。
 「乙」は、十干の二番目の文字で、植物が成長し広がっていくような意味合いで、柔軟性や協調性を象徴し、周囲との調和を保ちながら自身の目標に向かって進んでいく力を表しているそうです。「巳」は、蛇。脱皮をするたびに表面の傷が治癒していくたくましい生命力から、医療、治療、再生のシンボルともされ、運気を上げる縁起物としては定番の生き物ですね。
 発展途上の状態を表す「乙」と、植物が最大限まで成長した状態も意味している「巳」が合わさった「乙巳」は、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しているそうです。
 ちょうど1年前の学校だよりで、「令和6年度の本校は、新しいことを始めて成功する、今まで準備してきたことが形になる「甲辰」にちなみ、自校の歴史と伝統に誇りをもち、自ら考え企画したりカタチにしたりしたことを発信できる力を育てていく」と述べました。6年度のここまでの取組みは、子どもたちが自ら自分たちの力を伸ばしながら、楽しい四小を未来へつなごうとできたのではないかと考えています。そして、保護者や地域の皆様との連携も「新しいカタチ」として強化されてきている実感を私はもっています。
 令和7年の第四小学校は、これまでの努力や準備が実を結び始める「乙巳」にちなみ、開校80周年のレガシーとなるであろう「みんなが楽しい四小を未来へつなぐ」ために、自校の歴史と伝統に誇りをもち、自ら考え、企画したりカタチにしたりしたことを発信できる力を育てる取組みを継続していくとともに、環境改善と授業改善の視点から、さらに魅力ある学校創りを目指して学校経営を進めていこうと考えています。(詳細については、次年度の経営方針でお示しします。)
 2学期の終業式で、生活指導主任の森下が「3学期は次の年度の0(ゼロ)学期。つまり、新年度に向けての準備に入る学期です。」と、子どもたちに話しました。今日の始業式での子どもたちの表情は、新年の抱負をそれぞれ抱きながら希望に燃えているように、私には見えました。令和7年も、第四小学校の子どもたちのさらなる成長の年とできるよう努めてまいります。

本年も、変わらぬご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

四小だより(1月)
 

公開日:2025年01月09日 10:00:00

カテゴリ:学校だより
学校だより 12月号

子どもたちが安心して通える学校であるために

校長 佐藤 勇人

 

 先月11月16日の夕方から、四小PTA及び旧わくわく四小フェスタ実行委員会の主催により、80周年記念の映画上映会が校庭で開催されました。15時半ごろから軽食類の販売が始まり、行列ができ始めました。途中、雨が幾度かぱらついたものの、本編の上映には影響なく、無事に上映会は終了しました。600名を超えるみなさんが来校し、「千と千尋の神隠し」を楽しみました。昨年度から、PTA運営委員会で、「子どもたちの思い出に残るものを」と話し合ってきたことが実現し、本当に嬉しく思います。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。また、近隣の皆様には、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げるとともに、ご理解をいただきましたことに、感謝申し上げます。
 今回わたくしが、映画祭の様子を見ていて感じたことの一つに、様々な人と人との関わりがいたるところで見られたということがあります。子どもたち同士、保護者の方同士、子どもと友達の保護者、きょうだい関係でしょうか、卒業生も、そして、古くから四小に関わりのある地域の皆様、……。四小の子どもたちは、様々な場面で学校に来て、そこで様々な関わりをもつことができるので、学校や地域への愛着を深めるとともに、安心して学校に来られるのだと感じました。
 この日の午前中は、学校公開で子どもたちによる「四小まつり」をご覧いただきました。子どもたちが自分たちで考えた企画を、「お店」というカタチで表し、子どもたち同士が一緒に遊ぶなど、関わり合う時間でした。今年度は、80周年記念という節目の年であり、「全校オリエンテーリング」や「記念運動会」を行ってきました。いささか自画自賛となりますが、本校の教員がよいアイディアを出して、子どもたち同士の関わりを大切にしたよい行事を実施できたと思っています。今後も、子どもたちが安心して通える学校であるために、子どもたち同士がよい関わりをもてるよう、学年・学級経営を行い、学習活動や学校行事を工夫していきたいと考えています。

令和6年もありがとうございました。
 

四小だより(12月)

公開日:2024年12月02日 10:00:00

カテゴリ:学校だより
学校だより 11月号

みんなが楽しい四小を未来へつなごう

校長 佐藤 勇人

 

 先日は、開校80周年記念運動会にご参会いただき、ありがとうございました。今年度は、初めて種目選択制とそれに伴うきょうだい学年での団体競技を実施しました。様々な見方があるとは思いますが、「久しぶりに団体種目を見て、小学校の運動会らしい雰囲気が戻ってよかった」というお声をいただきました。初めての試みに対するご家庭のご理解があったからこそ円滑に実施できたのだと感謝しております。私が何より嬉しかったのは、どの学年も子どもたちが笑顔で取り組んでいたことです。それはきっと、子どもたち自身が自分たちで考えたことの実現のために、友達同士で声をかけ、協力できたからだと思っています。練習期間中は、子どもたちへの励ましや道具のご用意など、ご協力いただき、ありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。
 さて、11月15日(金)・16日(土)には、学校公開を行います。そして、16日(土)には、「四小まつり」を開催します。3年生以上の各学級でお店を運営し、全校のお客様を楽しませるという特別活動の行事です。子どもたちは、自分たちでどんな店を出したいか考えて話し合い、相手意識をもって店の運営を行うとともに、自分たちのお店以外も楽しんで遊ぶことで子ども同士が交流します。お店の企画から役割分担、運営、もちろん片付けまで、自分たちで責任をもって行わなくてはなりません。
 運動会もそうなのですが、この「特別活動」は、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさを発揮しながら課題を解決することを通して、集団活動での行動の仕方や課題解決の力を身に付け、自己実現を図ろうとする態度を養うことを目的として行います。各教科・領域等で学んだ力を発揮して活動し、さらに生きた力として身に付くように取り組んでいきます。さらに、6年生では、企画の段階でかかる費用等にも目を向けるようにさせています。自分たちの活動は、すべて思ったとおりに材料を準備できるわけではなく、保護者の皆様の教材費としてのご協力や学校の予算などがあってこその活動であるということも意識させていきます。三鷹市で推進している「アントレプレナーシップ(起業家精神)教育」の実践です。自分たちの活動には、費用の後ろ盾が必要なことや自分たちの活動がモノの販売数によって客観的に評価されることなど、実践を通して学んでいきます。そこから、自分たちのアイディアをカタチにすることへのやりがいや、たとえ結果が思いどおりでなかったとしても、前向きにとらえて次へ進める力を育てていきます。
 80周年記念の「四小まつり」では、子どもたちにたくさんの力を発揮させたいと考えています。自分の母校~四小を愛する気持ちを子どもたちに育て、さらに楽しい四小を未来へつないでいくよう努めていきます。
                                                             ◆
文中でもお伝えしましたが、11月15日(金)16日(土)に学校公開を行います。その公開日の15日(金)午後は、「わくわく・どきどき サイエンスショー」(5校時1~3年、6校時4~6年)を体育館で開催します。16日(土)には、16:30から「ワクワク映画上映会」が校庭で行われます。いずれも、80周年をお祝いする催しとして、PTAやわくわく四小フェスタ実行委員会(以前地域の方が毎年行っていたお祭りです。)等、関係の皆様のご尽力により実現しました。学校・保護者・地域一体となって、お子様の通う学校である四小の記念すべき年をお祝いしていることを、ご家庭でもぜひ話題にしていただければと思います。サイエンスショーの内容については、別途お手紙が配布されます。(映画上映会のお手紙は配布済みです。)
 

四小だより(11月)

公開日:2024年10月31日 13:00:00

カテゴリ:学校だより
学校だより 10月号

日頃の成果を発揮します。後半もよろしくお願いします。

校長  佐藤 勇人   

 令和6年度の前半が終わりました。明日からは10月。後半の始まりです。前半で学んだ成果を学校行事等で表していきます。その一つが運動会です。今年度の運動会は、10月19日(土)に実施します。

 今年度の運動会は、80周年を記念する運動会です。スローガンは、「みんなが楽しい四小を未来へつなごう」です。80周年を祝うスローガンを再び合言葉にして、子どもたちが頑張ります。そして、先のお手紙や、このおたよりのトピックスでもお伝えしているとおり、種目選択制を取り入れて行います。

この種目選択制によって、子どもたちは自らの意思で選んだ種目に出場することとなります。自分が選んだことにより、主体的に取り組めるようになることをねらいとしています。各担任からの説明を受けて、子どもたちなりに考え、種目を選んで帰ります。お子様の選択した種目を確認していただき、もし迷っているようでしたら、ご助言をお願いします。また、団体演技では、学年全体で一つの演技を作り上げていきます。ここでは、子どもたちが自分の役割を全うしながら、友達と協力していく必要があります。さらには、80周年の記念種目を行います。子どもたちが所属感をもって自分の学校や地域を愛することにつながり、子どもたちのよりよい学校生活につなげていきたいと考えています。

日頃から、四小では、子どもたちが自分の考えをもって友達と協力しながら、課題を解決していく授業や自分たちのアイディアをカタチにする取組みを行っています。この運動会でも、先に述べた種目やその練習を通して、学んだ成果を表していくようにします。また、互いを認め合い、高め合おうとする心情も同様です。日頃から人権教育を基盤とした道徳教育を重視し、子どもたちに思いやりの心を育むようにしてきました。このように、特別活動や総合的な学習の時間では、教科等で学んだ力を発揮して、さらに子供たちが成長する場であります。どの子も、精一杯全力で取り組みます。私たち教職員も、お子様の成長のため、精一杯記念の運動会を工夫して実施します。新たな取組みもありますが、趣旨をご理解いただき、子どもたちへの温かいご声援をお願いします。今年度の後半も、本校の教育活動へのご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

四小だより(10月号)(PDF)

公開日:2024年10月18日 11:00:00
更新日:2024年10月18日 14:40:44

カテゴリ:学校だより
学校だより 8・9月号

「自分で自分を伸ばす」「みんなが楽しい生活を築く」 2学期もよろしくお願いします

校長  佐藤 勇人

 37日間の夏休みが終わり、本日から2学期の教育活動を開始しました。子どもたちの元気そうな声が響くと、2学期が始まったのだなと実感します。帰省したり、地域行事に参加したりするなど、夏休みならではの経験をできましたでしょうか。夏の大きなニュースと言えば、7月26日から8月11日まで開催された、2024パリオリンピックを思い出す方も多いと思います。私が最も印象に残ったのは、女子やり投げ金メダルの北口榛花選手がインタビューの際、「金メダルをとって満足すると思っていたが、今度は70Mを投げてみたくなった」と話していたことです。名実ともに世界ナンバーワンのトップアスリートに上り詰めても、なお次のステージへ向かっていこうとする言葉に、心打たれました。

 さて3ページ目に夏の工事の様子を報告しましたが、今年の夏は、水泳教室の更衣室を体育館の舞台にして実施に臨みました。また、プールサイドには、下連雀一丁目町会様より借用したテントを設置し、これに遮光ネットとミストシャワーを付けて、猛暑対策を行いました。しかしながら、暑さ指数(WBGT)が、危険な範囲となり、水泳教室が実施できたのは、最終日の後半に曇り空となった1回のみでした。6日目ともなると、さすがに子どもたちも諦めていたのか、参加数は15名でしたが、参加できた子どもたちはとてもうれしそうな表情でした。

 いささか手前味噌な話となりますが、自分が担任時代に勤務していた学校の夏季水泳教室は、たいてい全日程が10日~15日程度ありました。(注:近年の猛暑以前、コロナ以前の話であることや、今の学校のように研修やその他の予定がぎっしりではなかったので、単純に今に当てはめることはできません。)当時3年生の担任だった私は、個人面談をすべて午後にしてもらうこと、水泳が苦手なお子さんは毎日参加することを学級の保護者の方にお願いして、毎日水泳が苦手な児童の個人指導をしました。していたことは、ひたすら水の中で息を吐くことや浮くこと、け伸びだけです。しかし、そのかいあってか、その子たちは、その夏になんとかけ伸びまではできるようになりました。

 け伸びができることが、子どもたちにとってこれからの人生で必ず必要かというと、答えは否です。学習指導要領では、「け伸びや初歩的な泳ぎ、もぐる・浮くことなどの基本的な動きや技能を身に付けるようにし、高学年の水泳運動の学習につなげていくこと」が求められていますので、これらの技能を身に付けることは求められているのですが、大切なのは、今後の学習につなげられるようにすることやその運動の楽しさや喜びに触れること、運動を楽しく行うために、自己の課題を見付け、その解決のための活動を工夫するために友達と共に学んだり、安全に気を付けたりすることができるようにすることです。水が苦手で顔を付けることもままならなかったその子たちが、バブリングやけ伸びをできるようになったことは、その目標と取組を振り返ったときに、自分の成長を感じて今後への意欲をもてるようにするための大切なステップだと私は考えています。そして、このことは、水泳以外の学習でも同様です。漢字を書くことや計算ができることは大切な学習の一つですが、漢字を書けることや計算ができることそのことだけが目的なのではありません。

 目標設定とそこに向かって学んでいくことや努力していくことが、一人一人の自己実現のために最も必要なことなのであり、それは、冒頭の北口選手のようなトップアスリートだけに求められていることではないのです。

 今年度の夏は、工事に加え自然による脅威に対しても、できることを工夫しながら取り組みました。そして、このような先の見えないことに対応する必要があるときこそ、保護者や地域の皆様との協働を大切にする必要があるのだと大いに感じた夏でした。2学期は、各教科・領域等で学んだ力を発揮する学校行事が続きます。「みんなが楽しい四小を未来へつなごう」を合言葉に、子どもまつりをはじめとする80周年記念行事など、子どもたちが力を合わせて自分たちのアイディアをカタチにし、より良い学校生活を送れるよう、「自分で自分を伸ばす」「みんなが楽しい生活を築く」力を伸ばせるよう、尽力します。2学期も、保護者や地域の皆様とともに、四小の子どもたちの学習活動をさらに充実させていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

四小だより(8・9月号)(PDF:494KB)

公開日:2024年08月26日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:37:09

カテゴリ:学校だより
学校だより 7月号

みんなが楽しい四小を未来へつなごう

校長  佐藤 勇人  

 6月14日・15日の学校・学園公開には多くの皆様にお出でいただき、ありがとうございました。当日は天気に恵まれ、予定していた「全校たてわり班オリエンテーリング」も「80周年記念集会~オープニングセレモニー~」も無事行うことができました。バルーンリリースにつきましては、朝早くからPTAをはじめとする多くの皆様にご協力いただき、卒業生や保護者、地域の皆様も参加していただきました。何百ものカラー風船が、大きな歓声とともに青空に舞い上がっていく瞬間を共有できたことは、子どもたちはもちろん、四小に関わる多くの皆様の思い出に残ることと思います。本当にありがとうございました。

 バルーンリリースの前には、体育館での集会で子供たちが考えたクイズやくす玉割りを行いました。これら、一連の行事は、昨年度の児童会や6年生の思いを引き継ぎ、今年度の子どもたちがさらに考えてカタチにしてきたものです。本校では、育てたニンジンを使った給食メニューを考えたり、自分たちのデザインしたエコバッグや記念Tシャツを販売したりするキャリア・アントレプレナーシップにも取り組んでおり、アイディアをカタチにしたり、課題を乗り越えたりする力をこれによって伸ばそうとしています。今回の記念集会もその一つのカタチです。

 今月の表題の言葉は、代表委員会の子どもたちが全校に募集してつくり上げた四小の今年度のテーマです。日頃から「自分で自分を伸ばす力」「みんなが楽しい生活を築く力」を伸ばしていこうと子どもたちに話しています。その「みんなが楽しい四小」を10年、20年先まで続けていきたいという子どもたちのまっすぐな思いをこれからも大切にして、保護者、地域の皆様とともに教職員一同、一致協力して子どもたちを育ててまいります。これからも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

四小だより(7月号)(PDF:501KB)

公開日:2024年07月01日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:37:45

カテゴリ:学校だより
学校だより 6月号

子どもも大人も思い出に残る記念の年に

校長  佐藤 勇人  

 5月22日から24日まで、6年生と川上村自然教室へ行ってきました。2泊3日寝食を共にして、みんなが楽しい生活を築く力を伸ばしてほしい、そのために相手意識をもって行動し、最終的には自分で自分を成長させてほしいと、出発式で6年生には話しました。3日間の共同生活のなかでは、今後取り組むべき課題も出てきましたが、子どもたち自身がそれを自覚し、行動を見直そうとする姿が見えました。

 さらに、今年度の自然教室は、久しぶりに学園合同での実施でした。六小の6年生と朝の会や食事の時間などを一緒に過ごしました。宿舎内で声を掛け合う姿も見られました。普段の倍以上の人数でも楽しく生活することができました。

 このことは、川上村で突然身に付くものではなく、日頃の学校生活から意識していかないといけません。今後も「自分と同じように友達を大切にする」ことをベースにして、「みんなが楽しい生活を築く」ようにしていきます。

 6月の学校公開にあわせて、本校の開校80周年を記念した行事を計画・準備しています。14日(金)の午前中は、たてわり班での全校オリエンテーリングを行います。1年生から6年生で班を作って、井の頭文化園に用意したいくつかの課題をクリアしていくという活動です。コロナ禍で、実施できていなかったり縮小したりしていた「たてわり活動」で、子どもたち同士の関わりを大切にして、みんなが楽しく生活を築くようにしていきます。

 15日(土)には、3・4校時に全校での開校80周年集会~オープニングセレモニー~を行います。児童会の子どもたちからの希望も聞き、スローガン発表やくす玉割りをしようと、準備を進めています。また、PTAの皆様のご協力をいただき、バルーン・リリースも予定しています。3校時は、体育館での集会を予定していますので、保護者の皆様に体育館に入って見ていただくことが物理的に厳しいのですが、後半の4校時のバルーン・リリースの際には、参加できる方にはしていただきたいと考えています。子どもたちと保護者の皆様、教職員が一緒に本校の開校80周年を祝い、自分の通う学校を愛する気持ちを育み、自分たちの生活をよりよくしていこうとする意欲や自分の住む地域を愛する気持ちにつなげたいと思います。

 今回の行事は「オープニングセレモニー」としました。これから年間を通して、80周年を意識して取り組んでいくスタートとします。2学期も、子どもたちが考え、交流できる記念行事を行ったり、学校行事に80周年を意識するような工夫をしたりしていきます。この記念の年の取組みを通して、子どもたちはもちろん、大人も、「四小大好き!」と、思えるようにしていきたいと思います。

ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

四小だより(6月号)(PDF:428KB)

公開日:2024年06月03日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:38:25

カテゴリ:学校だより
学校だより 5月号

安全のためにできること

副校長  三橋 智子

 5月1日に初めての「連雀学園4校合同引き渡し訓練」を実施します。最近、大きな地震が続き、皆さんも避難の仕方や、安全について考える機会も多いかと思います。連雀学園としても、実際に災害が起こったときにより近い訓練をする必要を感じ、この度4校合同で引き渡し訓練をすることにいたしました。

 小学校・中学校それぞれにお子様がいる場合もあります。本当に大きな災害が起こったときに、まずどこに行くのか、「我が家の引き取り計画」を考えていただく必要があります。「自宅と学校との距離や経路」「お子様の人数」「どこから引き取りに向かうか」などの条件を考慮して決めてください。

 災害は地震だけではありません。これからの季節に考えられるのは、「大雨・台風への対応」も必要です。本校では学校ホームページに基本の「大雨・台風の対応について」掲載しております。もしものときに、どのようにお子様が動いていくのか、この機会に確認していただきたいと思います。

 この他にも様々な危険から身を守り、安心して生活を送るために、学校では通常時も様々な安全対策や訓練をして、常に安全について考えています。例えば、教員の巡回による安全点検や児童への生活指導を行う校舎内外の安全対策。毎月各学級での安全指導、歩行教室・自転車教室などの交通事故対策などがあります。更に、名札着用と声かけ、スクールエンジェルスによる巡回、監視カメラ設置などによる不審者侵入対策もあります。流行性疾患対策、給食の安全対策、熱中症対策なども行っています。

 緊急時の安全対策としては、もしものことが起こったら、全教職員が各自どのように動くか決めて、研修や訓練を行っています。アレルギー対策、火災・地震・大型台風・大雨・強風・光化学スモッグ などの対策。水泳事故対策(消防署との救命救急訓練も有り)。不審者侵入緊急対策(侵入経路の想定を変えて2回及び教員と警察署との訓練も有り)などなど。

 安全はここまでやれば100%大丈夫ということはありません。しかし、できる限りの想定をして、危険を回避するために、全力を尽くしています。

 また、これらは日々改善を図りながら進めています。同時に、児童自らが安全について学び、考え、練習することで、安全な生活を過ごせるようにしていくことも大切です。

 私たちが願っているのは、顔の見える関係のなかで、みんなで声をかけあい、どの大人も自分ごととして考え、安全な地域を一緒につくっていくことです。どうぞご協力をお願いいたします。

四小だより(5月号)(PDF:425KB)

公開日:2024年05月09日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:38:59

カテゴリ:学校だより
学校だより 4月号

80周年記念の年です ~よろしくお願いします~

校長 佐藤 勇人

 ここ数年、卒業式前に開花していた桜の花が、新しい年度を待ってくれていたように咲き誇っています。令和6年度がスタートしました。お子様のご入学、ご進級、おめでとうございます。第四小学校は、新たに84名の新入生を迎え、全校512名、17学級でスタートしました。

 昨年の5月に新型コロナが5類に移行して、もうすぐ1年。世の中全体が以前のように活気づいてきました。5年度末に4年生と一緒に見学した浅草や東京タワーもたくさんの人で賑わっていました。本校でも、学習や学校行事等、6年生を中心に、学び合い、関わり合いを工夫して行いました。私は、代表委員の子どもたちと会食をしたのですが、運動会の運営の仕方や四小祭などの新しい取組みに「みんなで協力してよくできた」「来年度も続けていきたい」という意見や「あいさつや返事はもっとがんばりたい」という次への目標を聞くことができました。

 このような子どもたちの考えや思いを活かしながら、今年度も、子どもたち同士の関わり合いや保護者・地域の皆様との連携をさらに深め、学力・心力・体力の調和のとれた児童を育成していきます。子どもたちが自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く力を伸ばす「夢育の学び舎」として、教職員一同、一致協力し、校歌の「どの子もよい子 かわいい子」に示される子どもたちに対する愛情をもって、教育活動を推進していきます。

学力・心力・体力の調和の取れた児童を
児童同士や保護者・地域との関わりの中で育成します。
~自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く「夢育の学び舎」~

 令和6年度は、四小開校80周年の記念の年でもあります。毎年毎年が子どもたちにとって大切な一年ではありますが、特に子どもたちの思い出に残る1年にしたいと考えています。

~ 今年度もどうぞよろしくお願いします ~

四小だより(4月号)(PDF:410KB)

公開日:2024年04月09日 10:00:00
更新日:2024年09月26日 14:23:50