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カテゴリ:学校だより
学校だより 10月号

日頃の成果を発揮します。後半もよろしくお願いします。

校長  佐藤 勇人   

 令和6年度の前半が終わりました。明日からは10月。後半の始まりです。前半で学んだ成果を学校行事等で表していきます。その一つが運動会です。今年度の運動会は、10月19日(土)に実施します。

 今年度の運動会は、80周年を記念する運動会です。スローガンは、「みんなが楽しい四小を未来へつなごう」です。80周年を祝うスローガンを再び合言葉にして、子どもたちが頑張ります。そして、先のお手紙や、このおたよりのトピックスでもお伝えしているとおり、種目選択制を取り入れて行います。

この種目選択制によって、子どもたちは自らの意思で選んだ種目に出場することとなります。自分が選んだことにより、主体的に取り組めるようになることをねらいとしています。各担任からの説明を受けて、子どもたちなりに考え、種目を選んで帰ります。お子様の選択した種目を確認していただき、もし迷っているようでしたら、ご助言をお願いします。また、団体演技では、学年全体で一つの演技を作り上げていきます。ここでは、子どもたちが自分の役割を全うしながら、友達と協力していく必要があります。さらには、80周年の記念種目を行います。子どもたちが所属感をもって自分の学校や地域を愛することにつながり、子どもたちのよりよい学校生活につなげていきたいと考えています。

日頃から、四小では、子どもたちが自分の考えをもって友達と協力しながら、課題を解決していく授業や自分たちのアイディアをカタチにする取組みを行っています。この運動会でも、先に述べた種目やその練習を通して、学んだ成果を表していくようにします。また、互いを認め合い、高め合おうとする心情も同様です。日頃から人権教育を基盤とした道徳教育を重視し、子どもたちに思いやりの心を育むようにしてきました。このように、特別活動や総合的な学習の時間では、教科等で学んだ力を発揮して、さらに子供たちが成長する場であります。どの子も、精一杯全力で取り組みます。私たち教職員も、お子様の成長のため、精一杯記念の運動会を工夫して実施します。新たな取組みもありますが、趣旨をご理解いただき、子どもたちへの温かいご声援をお願いします。今年度の後半も、本校の教育活動へのご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

四小だより(10月号)(PDF)

公開日:2024年10月18日 11:00:00
更新日:2024年10月18日 14:40:44

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学校だより 8・9月号

「自分で自分を伸ばす」「みんなが楽しい生活を築く」 2学期もよろしくお願いします

校長  佐藤 勇人

 37日間の夏休みが終わり、本日から2学期の教育活動を開始しました。子どもたちの元気そうな声が響くと、2学期が始まったのだなと実感します。帰省したり、地域行事に参加したりするなど、夏休みならではの経験をできましたでしょうか。夏の大きなニュースと言えば、7月26日から8月11日まで開催された、2024パリオリンピックを思い出す方も多いと思います。私が最も印象に残ったのは、女子やり投げ金メダルの北口榛花選手がインタビューの際、「金メダルをとって満足すると思っていたが、今度は70Mを投げてみたくなった」と話していたことです。名実ともに世界ナンバーワンのトップアスリートに上り詰めても、なお次のステージへ向かっていこうとする言葉に、心打たれました。

 さて3ページ目に夏の工事の様子を報告しましたが、今年の夏は、水泳教室の更衣室を体育館の舞台にして実施に臨みました。また、プールサイドには、下連雀一丁目町会様より借用したテントを設置し、これに遮光ネットとミストシャワーを付けて、猛暑対策を行いました。しかしながら、暑さ指数(WBGT)が、危険な範囲となり、水泳教室が実施できたのは、最終日の後半に曇り空となった1回のみでした。6日目ともなると、さすがに子どもたちも諦めていたのか、参加数は15名でしたが、参加できた子どもたちはとてもうれしそうな表情でした。

 いささか手前味噌な話となりますが、自分が担任時代に勤務していた学校の夏季水泳教室は、たいてい全日程が10日~15日程度ありました。(注:近年の猛暑以前、コロナ以前の話であることや、今の学校のように研修やその他の予定がぎっしりではなかったので、単純に今に当てはめることはできません。)当時3年生の担任だった私は、個人面談をすべて午後にしてもらうこと、水泳が苦手なお子さんは毎日参加することを学級の保護者の方にお願いして、毎日水泳が苦手な児童の個人指導をしました。していたことは、ひたすら水の中で息を吐くことや浮くこと、け伸びだけです。しかし、そのかいあってか、その子たちは、その夏になんとかけ伸びまではできるようになりました。

 け伸びができることが、子どもたちにとってこれからの人生で必ず必要かというと、答えは否です。学習指導要領では、「け伸びや初歩的な泳ぎ、もぐる・浮くことなどの基本的な動きや技能を身に付けるようにし、高学年の水泳運動の学習につなげていくこと」が求められていますので、これらの技能を身に付けることは求められているのですが、大切なのは、今後の学習につなげられるようにすることやその運動の楽しさや喜びに触れること、運動を楽しく行うために、自己の課題を見付け、その解決のための活動を工夫するために友達と共に学んだり、安全に気を付けたりすることができるようにすることです。水が苦手で顔を付けることもままならなかったその子たちが、バブリングやけ伸びをできるようになったことは、その目標と取組を振り返ったときに、自分の成長を感じて今後への意欲をもてるようにするための大切なステップだと私は考えています。そして、このことは、水泳以外の学習でも同様です。漢字を書くことや計算ができることは大切な学習の一つですが、漢字を書けることや計算ができることそのことだけが目的なのではありません。

 目標設定とそこに向かって学んでいくことや努力していくことが、一人一人の自己実現のために最も必要なことなのであり、それは、冒頭の北口選手のようなトップアスリートだけに求められていることではないのです。

 今年度の夏は、工事に加え自然による脅威に対しても、できることを工夫しながら取り組みました。そして、このような先の見えないことに対応する必要があるときこそ、保護者や地域の皆様との協働を大切にする必要があるのだと大いに感じた夏でした。2学期は、各教科・領域等で学んだ力を発揮する学校行事が続きます。「みんなが楽しい四小を未来へつなごう」を合言葉に、子どもまつりをはじめとする80周年記念行事など、子どもたちが力を合わせて自分たちのアイディアをカタチにし、より良い学校生活を送れるよう、「自分で自分を伸ばす」「みんなが楽しい生活を築く」力を伸ばせるよう、尽力します。2学期も、保護者や地域の皆様とともに、四小の子どもたちの学習活動をさらに充実させていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。

四小だより(8・9月号)(PDF:494KB)

公開日:2024年08月26日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:37:09

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学校だより 7月号

みんなが楽しい四小を未来へつなごう

校長  佐藤 勇人  

 6月14日・15日の学校・学園公開には多くの皆様にお出でいただき、ありがとうございました。当日は天気に恵まれ、予定していた「全校たてわり班オリエンテーリング」も「80周年記念集会~オープニングセレモニー~」も無事行うことができました。バルーンリリースにつきましては、朝早くからPTAをはじめとする多くの皆様にご協力いただき、卒業生や保護者、地域の皆様も参加していただきました。何百ものカラー風船が、大きな歓声とともに青空に舞い上がっていく瞬間を共有できたことは、子どもたちはもちろん、四小に関わる多くの皆様の思い出に残ることと思います。本当にありがとうございました。

 バルーンリリースの前には、体育館での集会で子供たちが考えたクイズやくす玉割りを行いました。これら、一連の行事は、昨年度の児童会や6年生の思いを引き継ぎ、今年度の子どもたちがさらに考えてカタチにしてきたものです。本校では、育てたニンジンを使った給食メニューを考えたり、自分たちのデザインしたエコバッグや記念Tシャツを販売したりするキャリア・アントレプレナーシップにも取り組んでおり、アイディアをカタチにしたり、課題を乗り越えたりする力をこれによって伸ばそうとしています。今回の記念集会もその一つのカタチです。

 今月の表題の言葉は、代表委員会の子どもたちが全校に募集してつくり上げた四小の今年度のテーマです。日頃から「自分で自分を伸ばす力」「みんなが楽しい生活を築く力」を伸ばしていこうと子どもたちに話しています。その「みんなが楽しい四小」を10年、20年先まで続けていきたいという子どもたちのまっすぐな思いをこれからも大切にして、保護者、地域の皆様とともに教職員一同、一致協力して子どもたちを育ててまいります。これからも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

四小だより(7月号)(PDF:501KB)

公開日:2024年07月01日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:37:45

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学校だより 6月号

子どもも大人も思い出に残る記念の年に

校長  佐藤 勇人  

 5月22日から24日まで、6年生と川上村自然教室へ行ってきました。2泊3日寝食を共にして、みんなが楽しい生活を築く力を伸ばしてほしい、そのために相手意識をもって行動し、最終的には自分で自分を成長させてほしいと、出発式で6年生には話しました。3日間の共同生活のなかでは、今後取り組むべき課題も出てきましたが、子どもたち自身がそれを自覚し、行動を見直そうとする姿が見えました。

 さらに、今年度の自然教室は、久しぶりに学園合同での実施でした。六小の6年生と朝の会や食事の時間などを一緒に過ごしました。宿舎内で声を掛け合う姿も見られました。普段の倍以上の人数でも楽しく生活することができました。

 このことは、川上村で突然身に付くものではなく、日頃の学校生活から意識していかないといけません。今後も「自分と同じように友達を大切にする」ことをベースにして、「みんなが楽しい生活を築く」ようにしていきます。

 6月の学校公開にあわせて、本校の開校80周年を記念した行事を計画・準備しています。14日(金)の午前中は、たてわり班での全校オリエンテーリングを行います。1年生から6年生で班を作って、井の頭文化園に用意したいくつかの課題をクリアしていくという活動です。コロナ禍で、実施できていなかったり縮小したりしていた「たてわり活動」で、子どもたち同士の関わりを大切にして、みんなが楽しく生活を築くようにしていきます。

 15日(土)には、3・4校時に全校での開校80周年集会~オープニングセレモニー~を行います。児童会の子どもたちからの希望も聞き、スローガン発表やくす玉割りをしようと、準備を進めています。また、PTAの皆様のご協力をいただき、バルーン・リリースも予定しています。3校時は、体育館での集会を予定していますので、保護者の皆様に体育館に入って見ていただくことが物理的に厳しいのですが、後半の4校時のバルーン・リリースの際には、参加できる方にはしていただきたいと考えています。子どもたちと保護者の皆様、教職員が一緒に本校の開校80周年を祝い、自分の通う学校を愛する気持ちを育み、自分たちの生活をよりよくしていこうとする意欲や自分の住む地域を愛する気持ちにつなげたいと思います。

 今回の行事は「オープニングセレモニー」としました。これから年間を通して、80周年を意識して取り組んでいくスタートとします。2学期も、子どもたちが考え、交流できる記念行事を行ったり、学校行事に80周年を意識するような工夫をしたりしていきます。この記念の年の取組みを通して、子どもたちはもちろん、大人も、「四小大好き!」と、思えるようにしていきたいと思います。

ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

四小だより(6月号)(PDF:428KB)

公開日:2024年06月03日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:38:25

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学校だより 5月号

安全のためにできること

副校長  三橋 智子

 5月1日に初めての「連雀学園4校合同引き渡し訓練」を実施します。最近、大きな地震が続き、皆さんも避難の仕方や、安全について考える機会も多いかと思います。連雀学園としても、実際に災害が起こったときにより近い訓練をする必要を感じ、この度4校合同で引き渡し訓練をすることにいたしました。

 小学校・中学校それぞれにお子様がいる場合もあります。本当に大きな災害が起こったときに、まずどこに行くのか、「我が家の引き取り計画」を考えていただく必要があります。「自宅と学校との距離や経路」「お子様の人数」「どこから引き取りに向かうか」などの条件を考慮して決めてください。

 災害は地震だけではありません。これからの季節に考えられるのは、「大雨・台風への対応」も必要です。本校では学校ホームページに基本の「大雨・台風の対応について」掲載しております。もしものときに、どのようにお子様が動いていくのか、この機会に確認していただきたいと思います。

 この他にも様々な危険から身を守り、安心して生活を送るために、学校では通常時も様々な安全対策や訓練をして、常に安全について考えています。例えば、教員の巡回による安全点検や児童への生活指導を行う校舎内外の安全対策。毎月各学級での安全指導、歩行教室・自転車教室などの交通事故対策などがあります。更に、名札着用と声かけ、スクールエンジェルスによる巡回、監視カメラ設置などによる不審者侵入対策もあります。流行性疾患対策、給食の安全対策、熱中症対策なども行っています。

 緊急時の安全対策としては、もしものことが起こったら、全教職員が各自どのように動くか決めて、研修や訓練を行っています。アレルギー対策、火災・地震・大型台風・大雨・強風・光化学スモッグ などの対策。水泳事故対策(消防署との救命救急訓練も有り)。不審者侵入緊急対策(侵入経路の想定を変えて2回及び教員と警察署との訓練も有り)などなど。

 安全はここまでやれば100%大丈夫ということはありません。しかし、できる限りの想定をして、危険を回避するために、全力を尽くしています。

 また、これらは日々改善を図りながら進めています。同時に、児童自らが安全について学び、考え、練習することで、安全な生活を過ごせるようにしていくことも大切です。

 私たちが願っているのは、顔の見える関係のなかで、みんなで声をかけあい、どの大人も自分ごととして考え、安全な地域を一緒につくっていくことです。どうぞご協力をお願いいたします。

四小だより(5月号)(PDF:425KB)

公開日:2024年05月09日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:38:59

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学校だより 4月号

80周年記念の年です ~よろしくお願いします~

校長 佐藤 勇人

 ここ数年、卒業式前に開花していた桜の花が、新しい年度を待ってくれていたように咲き誇っています。令和6年度がスタートしました。お子様のご入学、ご進級、おめでとうございます。第四小学校は、新たに84名の新入生を迎え、全校512名、17学級でスタートしました。

 昨年の5月に新型コロナが5類に移行して、もうすぐ1年。世の中全体が以前のように活気づいてきました。5年度末に4年生と一緒に見学した浅草や東京タワーもたくさんの人で賑わっていました。本校でも、学習や学校行事等、6年生を中心に、学び合い、関わり合いを工夫して行いました。私は、代表委員の子どもたちと会食をしたのですが、運動会の運営の仕方や四小祭などの新しい取組みに「みんなで協力してよくできた」「来年度も続けていきたい」という意見や「あいさつや返事はもっとがんばりたい」という次への目標を聞くことができました。

 このような子どもたちの考えや思いを活かしながら、今年度も、子どもたち同士の関わり合いや保護者・地域の皆様との連携をさらに深め、学力・心力・体力の調和のとれた児童を育成していきます。子どもたちが自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く力を伸ばす「夢育の学び舎」として、教職員一同、一致協力し、校歌の「どの子もよい子 かわいい子」に示される子どもたちに対する愛情をもって、教育活動を推進していきます。

学力・心力・体力の調和の取れた児童を
児童同士や保護者・地域との関わりの中で育成します。
~自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く「夢育の学び舎」~

 令和6年度は、四小開校80周年の記念の年でもあります。毎年毎年が子どもたちにとって大切な一年ではありますが、特に子どもたちの思い出に残る1年にしたいと考えています。

~ 今年度もどうぞよろしくお願いします ~

四小だより(4月号)(PDF:410KB)

公開日:2024年04月09日 10:00:00
更新日:2024年09月26日 14:23:50

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学校だより 3月号

地域の子どもを地域と共に育てる

校長  佐藤 勇人   

 先月の5日から6日にかけて、東京にも久しぶりの積雪がありました。6日の朝、校庭は真っ白になっていました。ウィンドバンドの子供たちが朝練習で早くから入舎するので、滑らないよう、門から昇降口までの雪かきを始めました。西門から西昇降口までの通路を確保した後に、東側に行きました。東門の前では、ご近所にお住まいの女性と青い服を着た近くのコンビニエンスストアにお勤めの男性が道路の雪かきをしていました。挨拶をして、東門の前の雪かきを始めると、その男性が一緒に門の前の雪かきを始めました。私が、門の前を終えて東昇降口までの通路を確保しようと中へ移動すると、その男性も入ってきました。「もう学校の敷地内ですので大丈夫です。ありがとうございます。」と、遠慮しましたが、「いやいや、たいへんでしょ。」と、ずんずん雪かきを進めてくださいました。しまいには、現在の2年生の教室前までどんどん進み、「通りの雪かきだけと思っていたんだけれど、ついつい。」と、何事もなかったかのように、お店に戻って行かれました。約30分の出来事でしたが、私は、とても温かい気持ちになり、この日一日をとても幸せな気持ちで過ごすことができました。

 近年では、SDGs(持続可能な開発目標)や企業の社会的な責任などの観点から、社会貢献活動に力を入れる企業が増えています。企業は社会的に大きな影響を与える存在であるので、影響に見合った社会的な責任をもつという考え方から、納税や雇用の創出による地域貢献だけではなく、より積極的な地域貢献を求められているからです。また、一方で、日本には、「売り手によし、買い手によし、世間によし」という「三方よし」という経営哲学も昔からあります。「自らの利益のみを追求することをよしとせず、社会の幸せを願う」というものです。「責任」や「影響」からの、言わば義務的な貢献だけではなく、社会の幸せを願う精神が、日本の企業の社会貢献のバックボーンにはあるようです。

 雪かきをしてくださった男性が、「企業による地域貢献」をどれだけ意識したかは、私にはわかりません。しかし、その男性の行為は「お店の売り上げやお客さんのため」を超えた行動であり、「みんなの幸せ」につながる温かさのこもったものだと、私は思わずにはいられませんでした。

 これを、学校に単純に当てはめることはできませんが、市立の学校の教育活動は、地域の子どもを育てるためのものですので、地域社会に貢献しなくてはならない営みです。ただ、単なる義務として行うのではなく、より積極的な地域貢献の意識をもっていくことが必要であると、私は思います。三鷹市では、学校教育の場において「個人と社会の幸せ(ウェルビーイング)の実現」「一人一人を大切にする教育の実現」「地域の共有地「コモンズ」としての学校、学校3部制の推進」を重点とし、「地域とともに、協働する教育を進める」ことを目標の一つに掲げています。第四小学校は来年度も、「自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く『夢育の学び舎』」を、目指す学校の姿として掲げ、学力・心力・体力の調和の取れた児童を児童同士や保護者・地域との関わりの中で育成していきます。地域の子どもたちを地域に貢献する人材として、保護者・地域の方と共に育てていくのだという意識をより強くもち、学校を核としてそこに集う人々が幸せを感じられるように努めていきたいと考えます。

 令和5年度もあと1月となりました。今年度も本校の教育活動に、ご理解ご協力いただき、ありがとうございました。令和6年度も、引き続き、よろしくお願いいたします。

四小だより(3月号)(PDF:357KB)

行事予定(3・4月)(PDF:134KB)

公開日:2024年03月11日 10:00:00
更新日:2024年09月25日 10:40:02

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学校だより 2月号

「アンガーマネジメント」

副校長  三橋 智子

 先日の道徳授業地区公開講座では、授業参観と講座へのご参加をいただき、ありがとうございました。いつも本校の教育活動にご理解とご協力をいただいていること、この場をお借りしまして、改めてお礼を申し上げます。

 さて、4校時にはアンガーマネジメントファシリテーターの小尻美奈講師をお迎えして、「親子の信頼関係を育むアンガーマネジメント」と題して、講演会を行いました。参加者の皆様と和気あいあいと学びを繰り広げることとなりました。

 アンガーマネジメントと聞くと、叱らないトレーニングではとか、怒りを無くして怒らないようにするための内容だろうと思われるかもしれません。最初の説明で「怒り」は、無くすことはできない本来人間にあって当然のもので、アンガーマネジメントとは怒りの感情と上手に付き合うためのトレーニングなのだとお話がありました。怒る必要があることなのかの線引きができるようになること、怒りに振り回されず上手に怒りを表現すること等、上手に怒ることができるためのヒントをたくさんいただきました。

 参加した皆さんで普段の叱った体験を振り返ってみました。怒りの正体は「誰か」でも「出来事」でもなく、「~は、こうある『べき』」という自分の考えが、目の前で裏切られるから怒りになるということが分かりました。しかし、同じ人でもこの「べき」が日によってあるいは場合によって違ってくることがあります。それをライターに例えて話がありました。ライターの着火スイッチが自分の考える「べき」であり、燃料はそのときに抱えていたマイナスの感情やマイナスの身体の状態です。自分がどんな「べき」をもっているのか認識するとともに、その子の要求や感情として何があるのか受け止めて理解することで、炎が治まり親子間に安心感が生まれ、信頼関係が育っていきます。また、怒りの感情が起こったときには6秒待つと衝動のコントロールができるようになることや、悪い叱り方の例として、過去をもち出す言葉・責める言葉・強い言葉(いつも・絶対・必ず等)・程度言葉(ちゃんと・しっかり・きちんと等)があることも分かりました。更に参加者の皆さんで、どう言ったらよいのかを具体的に考えることもできました。

 道徳や親子関係に関する本や情報はたくさんありますが、こうしてお話を聞きながら実際に自分を振り返り、考えてみて初めて分かることや納得することがあると感じました。保護者の皆さんの日々の悩みに役立つよう、心の教育に関してもっとこんな内容で講座を開いてほしいというご要望がありましたら、ぜひ「校支援」でお送りしているアンケートでお送りいただければと思っています。

四小だより(2月号)(PDF:882KB)

行事予定(2・3月)(PDF:75KB)

公開日:2024年02月21日 10:00:00
更新日:2024年09月25日 10:40:31

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学校だより 1月号

新しい年の初めに

 令和6年が始まりました。令和6年の干支(えと)は「甲辰(きのえたつ)」で、十干(じっかん)の「甲」と十二支(じゅうにし)の「辰」を組み合わせたものです。

 「甲」は、十干の一番初めの文字で、物事の「はじまり」を象徴するとも、「一番目」という意味を表すとも言われています。また、草木が成長し勢いを増す様を表すそうです。

 「辰」は、十二支の中の唯一の架空の生き物の龍(竜)を意味し、水や海の神として祭られ竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴します。また、十二支は、草木の成長を表す様子とされる説もあり、発芽した植物が成長してしっかりとした形になる、勢いと大きな力、成功ととらえることもできるそうです。この二つが合わさった「甲辰」は、新しいことを始めて成功する、今まで準備してきたことが形になるといった縁起の良い年になると考えられるのだそうです。

 昨年12月に、6年生が学習発表会で予告していた、四小80年目を祝うお祭りを開きました。学年の子どもたちが7グループに分かれて、それぞれがアトラクションを考え、全校の子どもたちを招待しました。保護者の皆様にもお出でいただき、ありがとうございました。子どもたちのデザインでできたTシャツの販売も高評価を頂きました。このように、子どもたちが自らのアイディア、考えを「カタチ」にして発信していくことは、これからの世の中を生きていく子供たちにとって必要な力の一つであり、今年の「甲辰」につながる活動だと感じます。

 第四小学校は、今年度80年目、来年度は創立80周年の年となります。自校の歴史と伝統に誇りをもち、自ら考え企画したりカタチにしたりしたことを、知ってもらいたい、喜んでもらいたい、周囲の人の助けになりたいと、発信できる力を大切にし、そして、ますます伸ばしていきたいと考えます。

 今日の始業式で「3学期は年度の途中ですが、新年度に向けての準備に入る学期です。」と、子どもたちに話しました。新年の抱負をそれぞれ抱きながら登校して来た子どもたちの表情は、これから伸びていきたい気持ちにあふれているように、私には見えました。令和6年も第四小学校の子どもたちのさらなる成長の年とできるよう努めてまいります。

  本年も、変わらぬご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

四小だより(1月号)(PDF:652KB)

行事予定 1・2月(PDF:353KB)

公開日:2024年02月21日 09:00:00
更新日:2024年09月25日 10:41:00

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学校だより 12月号

令和5年度の学習発表会を終えて ~点滴穿石~

校長  佐藤 勇人

 ついこの間まで暑い日が続いている印象がありましたが、あっという間に寒くなりました。「今年は秋がなかった」なんて言葉もよく耳にしました。

 さて、令和5年も1か月を残すばかりとなりました。先日の学習発表会には、ご多用のところ、多くの皆様においでいただき、誠にありがとうございました。新型コロナウイルス感染症は5類感染症へ移行しましたが、インフルエンザによる学級閉鎖等が市内で相次いでおり、体育館での開催ということもあって、今年度も保護者の皆様には学年ごとの入替制とさせていただきました。準備や練習へのご協力に加え、参観へのご理解をいただきましたことにも、重ねてお礼申し上げます。ただ、今年度も、OYJの皆様によるライブ配信もあって、お子様以外の学年の様子をご自宅でゆっくりとご覧いただいたご家庭も多いのではないでしょうか。運動会後のアンケートには、混雑が少なくなってよかった、進行がわかるので家でゆっくりできた、校庭からでは見られないような画像もあって楽しめたという様々なご意見があったと聞いています。

 学習発表会は、今年度3回目となりました。今年度も1・3・5年生の音楽発表と2・4・6年生の各教科等の発表とで構成して、リハーサルも含めて異学年の子どもたちが互いにすべての発表を見合う形式にしました。子どもたちには、児童鑑賞日に「一堂に会する」ことの意義 ―伝える側と受け止める側の両方の立場を経験することを通して「自分で自分を伸ばし、みんなが楽しい生活を築く力」をつけてほしい― と話しました。

 学習発表会のような文化的行事は、「児童が学校生活を楽しく豊かなものにするため,互いに努力を認めながら協力して,美しいもの,よりよいものをつくり出し,互いに発表し合うことにより,自他のよさを見つけ合う喜びを感得するとともに,自己の成長を振り返り,自己のよさを伸ばそうとする意欲をもつことができるようにする」ことをねらいとしています。四小では、日常的な生活指導を丁寧に行うとともに、一日一日の学習を大切にしながら、そのねらいを達成できるように、全校の教職員が取り組んできました。子どもたちもねらいを理解して全力で取り組むことができたのではないか、そして、それをお伝えすることができたのではないかと思います。子どもたちの考えたテーマ「今まで学んだことを生かし、みんなの成長を伝えよう」にもそれが表れていたと思います。

 今日、この原稿を書きながら、校内を回ったり授業観察をしたりしていましたが、大きな行事が終わってまた一つ成長した子どもたちが、一生懸命学習に取り組む様子や、きれいに整頓された靴箱の状態を見ることができました。一日一日の地道な取組みで子どもたちに力を付け、そして、その成長をお伝えできるように、今後も全校で取り組んでいきます。

令和5年もありがとうございました。

四小だより(12月号)(PDF:618KB)

令和5年12月~令和6年1月行事予定(PDF:121KB)

公開日:2024年02月21日 08:00:00
更新日:2024年09月25日 10:41:41